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コーヒー焙煎度完全ガイド|違いやおすすめを徹底解説

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コーヒーの焙煎度についての記事アイキャッチ

コーヒーといえばあの茶色い色と香ばしい香り。焙煎されることによってあの香りと色になっています。

今回は、そんなコーヒーの味を決める焙煎度について徹底解説していきます。

きし

焙煎度を知っておくとコーヒーの味で失敗することも少なくなります

\色々な焙煎度が試せる/

目次

焙煎とは何か?

コーヒー豆

焙煎は、コーヒー豆を焼く時間と温度によって決まる、豆の色と風味の変化のこと。コーヒー豆に熱を加えることによって、そのコーヒー豆の良さを最大限引き出したり、ローストの香ばしい香りをつけることでコーヒーらしい味に。

そして重要なのは、同じ豆でも焙煎度によって、まったく異なる味わいになります。

例えば、エチオピアはよく酸味が強いと言われがち。しかし、焙煎度次第で酸味は全くなくなります。

きし

私も焙煎度を知らずに、エチオピアの酸味が好きだからと思って飲んでみたら、めちゃくちゃ苦い!ってなったことがあります

【8段階】基本の焙煎度

焙煎度
8段階焙煎度

焙煎度は、上図のようにライト~イタリアンロースト(極浅煎り~極深煎り)までの8段階の分け方が基本
焙煎度毎の特徴を、下記にまとめたので見ていきましょう。

この8段階の分け方とは異なる、企業が独自に設定している焙煎度もあります。
参考記事:スタバのコーヒーはまずい?|理由を徹底解説

ライトロースト(極浅煎り)

ライトローストは飲めたものじゃないと言われていた時代もありましたが、サードウェーブやスペシャルティコーヒーのトレンドもあり、徐々に認識が変わっていきました。

  • 色:薄い茶色
  • 焙煎温度:180-200℃
  • 焙煎時間:7~9分

一般的な風味の特徴
・強い酸味
・焙煎すると消えてしまう豆特有の風味(フルーティ、フローラルな香り等)

焙煎温度、時間は、使用する焙煎機や豆投入時の温度、気温など様々な要因で変わるため目安を記載。

シナモンロースト(浅煎り)

あまりなじみのない焙煎度ではないでしょうか?というのも、浅煎りを売りにしているお店ではライトローストが多く、あえてシナモンローストにしているお店はあまり多くありません。

  • 色:茶色
  • 焙煎温度:180-200℃
  • 焙煎時間:8~10分

一般的な風味の特徴
・強い酸味(ライトローストよりは弱くなります)
・焙煎すると消えてしまう豆特有の風味(フルーティ、フローラルな香り等)

ミディアムロースト(中浅煎り)

  • 色:茶色
  • 焙煎温度:190-200℃
  • 焙煎時間:9~11分

風味の特徴
・バランスのある苦みと酸味
・控えめなローストの香ばしい香り

ハイロースト(中煎り)

  • 色:茶色
  • 焙煎温度:190-210℃
  • 焙煎時間:10~12分

風味の特徴
・バランスのある苦みと酸味
・控えめなローストの香ばしい香り

シティロースト(中深煎り)

  • 色:濃い茶色
  • 焙煎温度:190-210℃
  • 焙煎時間:11~13分

風味の特徴
・苦みと控えめな酸味
・甘みのある味わい

フルシティロースト(中深~深煎り)

  • 色:焦げ茶色
  • 焙煎温度:200-220℃
  • 焙煎時間:12~14分

風味の特徴
・苦みとコクのある味わい
・穏やかなスモーキーさのある香り

フレンチロースト(深煎り)

  • 色:濃い焦げ茶色
  • 焙煎温度:200-220℃
  • 焙煎時間:14~16分

風味の特徴
・強い苦みとコク、オイリーな質感
・スモーキーな風味

イタリアンロースト(極深煎り)

  • 色:黒に近い茶色
  • 焙煎温度:210-220℃
  • 焙煎時間:15分~

風味の特徴
・強い苦みとコク、オイリーな質感
・強いスモーキーな風味

焙煎度選びのポイント

チェックリスト

自分の好みを知る

酸味が好きであれば浅煎り、苦みが好きであれば深煎りといったように、自分の好みを把握することが大事です。
普段購入しているコーヒー豆の焙煎度や、カフェで飲むコーヒーについて確認してみましょう。

  • 酸味が好き→浅煎り
  • 苦みが好き→深煎り
  • オリジナルの豆の風味を知りたい→浅煎り
  • ローストのスモーキーな香りが好き→深煎り

産地別おすすめ焙煎度

よりその生産国の良さが引き出されるような焙煎度は、目安程度ですが存在します。
下記に一例としてご紹介します。

  • エチオピア:ライト〜ハイロースト
  • コロンビア:ミディアム~シティロースト
  • インドネシア:シティ~フルシティロースト

同じ産地でも精製方法や品種の違い等によって、オススメの焙煎度が異なる場合もあります。
また、上記のオススメ焙煎度でないからといって、まずくなるといったことはありません。

コーヒーの味を決める精製方法について知りたい方はこちらの記事もオススメです。
コーヒー精製方法の完全ガイド|味の違いは?

焙煎度毎の抽出温度

一般的に、浅煎りは高温、深煎りは低温で入れると美味しく飲みやすいです。

焙煎度別抽出温度
  • 浅煎り:92℃前後
  • 中煎り:88℃前後
  • 深煎り:85℃前後

また、コーヒーの入れ方については下記の記事で解説しています。
焙煎度毎の味の違いが知りたい場合は、同じ豆の焙煎度違いを飲むことで違いが分かるようになりますが、
安定してコーヒーを入れられないと違いが分からない、といったことが起こります。

簡単に安定して抽出できる入れ方も解説しているので、チェックしてみてください。
美味しいコーヒーの入れ方完全ガイド|おすすめは?

よくある質問Q&A

考える絵文字
焙煎度毎におすすめの飲み方はある?

筆者の経験上、ないです。アイスコーヒーには深煎りのように言われていたこともありますが、
実際、バリスタの大会では同じ焙煎度でも色々な飲み方で美味しく提供されています。
なので、自身の好みやその日の気分で飲み方を選択しても全然大丈夫です。

自宅で焙煎はできる?

可能です。家庭用の専用焙煎機であれば初心者でも焙煎しやすいです。

ダークローストって見たけど、何?

深煎り(フルシティ~イタリアン)位の焙煎度の別名です。

まとめ

コーヒーとPC

焙煎度は、コーヒーの味わいを大きく変える重要な要素。
自分好みの焙煎度を見つけることで、カフェで注文する時や、コーヒー豆を購入する時も失敗しづらいです。
そこから、コーヒー豆の産地や品種、精製方法などに応じて、各焙煎度毎の味の想像が何となくでもできるようになると、さらにコーヒー豆を選びやすく、飲みたい味を的確に選べるようになります。

まずはコーヒーを色々な焙煎度で飲んでみることから始めてみましょう。

\コーヒーの最高のオトモ!/

コーヒーについて詳しくなりたい方へおすすめの本

きし

コーヒーに詳しくなりたいなら読むべき本たち。
ネットには載っていない貴重な情報も沢山掲載されています。
参考文献としても使用させていただいております。

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この記事を書いた人

コーヒーを愛してはや10年以上。
自身で飲むだけでなく、コーヒー豆店の立ち上げ、焙煎、販売を経験。
コーヒーにまつわる知見に最新情報を取り入れながら、記事を更新していきます。

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